「カミフ®シャツ2.0」再入荷と販売終了のお知らせ

本日は、長く欠品となっており、たくさんのみなさまより再入荷リクエストをいただいておりました「カミフ®シャツ2.0」が、明日10月15日(水)正午よりオンラインショップに再入荷することのご報告です。

カミフ®シャツ2.0 最終販売
\10月15日(水) 12:00 開始/

 

白シャツが好きなのに最高の1枚がみつからない「白シャツの迷子たち」。
そんなみなさま向けわたしたちが想いを込めた「カミフ®シャツ2.0」。

シャツで気になる透けやシワを抑制する、高い機能性。
洗濯後もすぐ乾きアイロン不要で、タフに長持ちする利便性。
加えて、従来の合繊にはないゆらぎやナチュラルさも併せ持つ革新性。
それらは、東レの革新技術「NANODESIGN®(ナノデザイン®)」/日本が世界に誇る繊維先端技術から生まれたものです。

欠品後もたくさんいただいたリクエストに応え、みなさまにこうして再入荷のお知らせをさせていただけることを、わたしたちは大変嬉しく感じています。

しかし本日はもう一つ。みなさまに残念なお知らせをしなくてはなりません。

当商品は、素材に使用する先端素材「Camifu®」とその後の加工の相性がフィットせず、量産でのB品率が非常に高い状態が続いておりました。踏まえて、素材の開発を担う東レとも技術検証を重ねましたが、結果として今後の再生産は難しいとの結論にいたりました。

つきましては残念ながら当商品は、今回の再入荷にて一旦「販売終了」となります。
みなさまとともに紡いだ「カミフ®シャツ」の物語は、今回の入荷をもって一旦幕を閉じます。

「カミフ®シャツ」を応援いただいたみなさまにおかれましては、こうした報告をせねばならず、誠に申し訳ありません。
ただ、わたしたちは、再度みなさまに進化した姿をご覧いただけるよう、今後も次なる「進化するシャツ」の開発に全力を尽くしてまいります。

再びこの物語が再開するその日を、どうか楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

なお、今回の再入荷商品は生地のみならず縫製も日本で行っています。
縫製を担うのは、わたしたちの新しい仲間、長崎県の“レクサス”です。
シャツの縫製に特化した高い職人技術で、非常に取り扱いが難しく、難易度の高いこの素材を形にしてくれました。

実は現在、生地も縫製も日本製の商品は、絶滅しつつあります。それはもはや、日本に流通する服の1%前後しかないと言われています。

国際分業は効率としては全く正しいことです。しかしその一方でわたしたちは、日本から“モノづくり”が絶滅して良いとは思いません。なぜなら、服のモノづくりはほんとうに繊細なものだからです。

「海外に移管しても同じものができる」
そう言われる方もいらっしゃるかも知れません。

しかしわたしたちは、そうは思えないのです。日本の風土、職人気質があるからこそ、日本のモノづくりは特別な輝きを持つと思うのです。技術を共有し共創していく思想は、日本だからこそ成り立つものだと感じるのです。日本から“モノづくり”が失われてしまえば、“服の進化”は止まると感じるのです。


そしてわたしたちは現在、海外製と比較しても価値感としてリーズナブルな形で、みなさまに“日本製”を供給できる仕組みに全力を尽くしています。
それは“日本にモノづくりを取り戻す”挑戦です。

今回、みなさまには「カミフ®シャツ」終売のお伝えをしなければなりませんでした。しかしそれは一方で、新たなる挑戦の物語の始まりでもあります。

透明に。誠実に。ひたすらに。

プロジェクト"MOONRAKERS"は、これからもみなさまとともに進化の旅を歩んでまいります。

どうかそんなわたしたちの挑戦に。みなさまとともに紡ぐ新しい物語に。

引き続き、あたたかな応援をいただければ幸いです。